スマートフォン業界、来年後半に回復に転じる

調査・コンサルティング会社IDCの新たな予測によると、アップルやサムスンなどのスマートフォンベンダーは、2023年下半期に業績が上昇し始めるだろう。

IDCのコンシューマー担当グループ副社長ライアン・リース氏は、「世界のスマートフォン市場は2023年上半期まで厳しい状況が続くと考えているが、来年半ば頃には回復が改善し、下半期にはほとんどの地域で成長が見込まれると期待している」と述べた。 Device Trackerサービスについてはリリースで述べられている。

しかしリース氏は、IDCがその間のスマートフォン販売予測を再び下方修正したと警告した。具体的には、IDC は現在、2022 年のスマートフォン出荷台数が 9.1% 減少すると予想しており、これは前回の予測から 2.6 パーセントポイント減少しています。同社は、「現在のマクロ経済環境と需要への全体的な影響を考慮して」、2023年の予測を約7,000万台下方修正した。

IDCは以前6月に2022年のスマートフォンの見通しを、この分野の成長率1.6％という当初予想から下方修正した。

概して、今年の世界的なスマートフォンの販売は、コストの上昇を含むさまざまなマクロ経済動向の影響を受けています。無線ネットワーク事業者にとって、これはスマートフォンの販売が減少し、新しい携帯電話の購入の際にプロバイダーを変更する可能性のある新規顧客を獲得する機会が減少することを意味します。

この傾向は特に 5G にも影響を与える可能性があります。それは、世界中の消費者が高価な5G携帯電話の購入を避けるために、4G携帯電話をより長く使い続ける可能性があるためです。

IDC の最新の予測は、この分野の他のプレーヤーからの同様の警告を受けています。例えば、クアルコムは先月、市場予想を完全に20億ドル下回る収益予測を示した。クアルコムはアップルやサムスンなどにコアシリコンを供給している。

当時、クアルコムはまた、2022年の世界の5G端末販売予測を、最大7億5,000万台という以前の予測から約6億5,000万台に下方修正した。

� Mike Dano 氏、Light Reading | 5G およびモバイル戦略担当編集ディレクター @mikeddano